AC・アダルトチルドレンから人の成長と人生を考えてみる

2016年9月11日日曜日 アダルトチルドレン 家族

人生について考えていますが、どうしても人間がどのように成長・発達していくのかということに触れる必要があると感じます。私はその手の心理学や精神医学の専門家でもないので、思いつくままに感じるままにここでは話を進めていきます。もうちょっと時間をかければサポートしてくれる文献などもあるのだろうと思いますが、普通に仕事をしている立場ですのでそこまで時間がかけられません。それゆえ、色々な立場の方からのご意見・指摘などあれば厚かましくもそれを参考にさせていただきたいと思っています。

乳幼児は自分の思うまま・感じるままに自由に行動し成長していくわけですが、特にその行動を受ける母親からくる母性の影響は大きい、とはよく言われることです。「自分のあるがまま」をそのまま受け入れてくれる存在をしっかりと感じながら子供は自分の存在を疑うことなく自発的に成長していくのだと思います。ところが、「自分の思うまま」では成長過程においてはすべて受け入れられるわけではなく、他との存在の関わり合いの中で何らかの「痛み」が発生し、そこから「学ぶ」ということが余儀なくされていきます。そして理想的にはその「学ぶ」という事が自発的に行われ、自律性が自分の中に養われていけばいいのでしょうが、実際には他の存在、例えば家族のメンバーからの、「要求」がやってきて強制的な矯正が行われてしまうわけです。おそらくその「要求」は喜びが伴うようなものであれば、自分の中の自発性・自律性が損なわれる割合が少ないのでしょうが、そこに「しつけ」などの「体罰」や「無視(暗黙の要求)」などが伴えば、そこに「喜び」はなく、「無力感」「絶望感」を感じるようになり、自分の中の自発性・自律性が損なわれ、不自然な形にそれらが変化していくのだろうと思います。それは本来ならば自由な形であったのに、「条件付」などの不自由な形になるのだろうと思います。そして多くの場合、私たちの心は条件付の自発性・自律性のパターンを幾つも抱えて成長してきたのだと思います。


さて、ここまで書いてみて実に自分だけなにやら分かったような分からないような文章になってしまったと感じているわけですが(笑)、分かりやすい例として斎藤学氏らが提唱した日本的AC(アダルトチルドレン)を今更ながら取り上げながら考えてみたいと思います。

まあ、これは自分が自AC分の生活の上で支障となる問題点の原因を客観的に見つめ自分で納得させる上で参考になるアイディアとみなすことができると思いますが、色々と本などを読んでみると面白いものです。そしてこれを発展させるとトンデモ文化論?(笑)にまでなりそうで大変以前は流行ったのでしょうね。私はこれが結構好きですが(笑)。自分を自分で見つめて図る尺度として提唱したものが、意外な方向へ向きを変え、他人や文化を図る尺度として使われたりし始めたので精神医学などの方々から問題視されたりしたのでしょうね。

今回は基本的な紹介から。まず、一般的にアダルトチルドレン(AC)の特徴として

  • ACは周囲が期待しているように振る舞おうとしてする 
  • ACは何もしない完璧主義者である 
  • ACは尊大で誇大的な考え(や妄想)を抱えている 
  • ACは「NO」が言えない 
  • ACは、しがみつきを愛情と混同する 
  • ACは被害妄想におちいりやすい 
  • ACは表情に乏しい 
  • ACは楽しめない、遊べない 
  • ACはフリをする 
  • ACは環境の変化を嫌う 
  • ACは他人に承認されることを渇望し、さびしがる 
  • ACは自己処罰に嗜癖している 
  • ACは抑うつ的で無力感を訴える。その一方で心身症や嗜癖行動に走りやすい 
  • ACには離人感がともないやすい 

アダルト・チルドレンと家族...学陽文庫


これではなかなかわかりにくいかも・・・。このACについては機能不全の家庭で発生するということなのですが、次ぎに機能不全家庭と機能している家庭の違いをとりあげます。


機能している家庭


  • 強固なルールがない 
  • 強固な役割がない 
  • 家族に共有されている秘密がない 
  • 家族に他人が入ることを許容する 
  • ユーモアのセンス 
  • 家族成員はそれぞれの個人プライバシーを尊重され、自己という感覚を発達されている 
  • ここの家族成員は家族であるとの感覚を持っているが、家族から去ることも自由である 
  • 家族成員間の葛藤は認められ解決が試みられる 
  • 常に変化し続ける 
  • 家族に一体感がある


機能不全家庭


  • 強固なルールがある。 
  • 強固な役割がある 
  • 家族に共有されている秘密がある 
  • 家族に他人が入り込むことへの抵抗
  • きまじめ 
  • 家族成員にプライバシーがない(個人間の境界が曖昧) 
  • 家族への偽の忠誠(家族成員は家族から去ることが許されていない) 
  • 家族成員間の葛藤は否認され無視される 
  • 変化に抵抗する 
  • 家族は分断され、統一性がない 

アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す

この機能不全家庭のリストのどれかに当てはまった家庭の中で育った場合、その人はACである可能性が高くなるということらしいですね。まあ、多くの人に当てはまるだろうし、社会的に「生き難い」かどうかという所においての程度の問題なのだろうと思いますが、人は占いや心理テストが好きだし、自分を見つめて理由付けるのは結構好きなので多くの人が関心を寄せるものと思います。

まあ「自分は絶対ACじゃない」とかたくなに否定するよりも「あ、自分はその気がありだなあ」と考えておいたほうが、いざ心の問題が発生したときに、このことを思い出せば必要以上に自分を責めないで済むという利点があるようです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A


書いてる人

現代人の恋愛事情に根ざしているものは、国と時代を超えて語り継がれてきた古典的な恋愛論だと思います。
学生時代は心理学を含めて学術的に恋愛を分析する機会が多かったと思います。こんな私も結婚して既婚者となりました。結婚する前にすべき思考が暗礁に乗り上げるように恋愛論、結婚論について書き進めています。純でガチガチの恋愛ブログです。

アクセスの多いページ

    スポンサーリンク
  • 相性がいい人は恋愛も結婚も仕事も友人関係も、そのほとんどについて自分にとって利益となる人間です。 そのため、相性が良くないと知った上で恋愛したり結婚したりする人はいないはずです。 また、相性がいい人は事前に判別できないため、いいと思っていた相性が結婚してから悪いと判明して関...
  • 女が男に求めるのは〝やさしさ〟なんでしょうか? 今回は、女が男に求めるのは「優しさ」であるという仮説を立てて客観論を飛ばしてみたいと思います。 まず某婚活サイトによるアンケートによると、結婚したい男の一位は〝優しさ〟であるようです。ただしこれは、年収や年齢、職業などの属性的な...
  • 特に最近では、脳の機能と分泌液についての研究が進み、恋愛と脳内物質の因果関係が解明されてきました。 恋愛状態になるとPEA(フェニルエチルアミン)とドーパミンという刺激的な快楽物質が分泌されます。 しかしそのような状態を続けると脳自体がもたなくなるので、その物質を出さな...
  • 彼女が子供っぽいと感じたことありませんか? あるいは… 彼氏が子供っぽいと思ったことあります? 結婚してからもしかり。一緒に生活し始めてから配偶者である旦那や嫁が、思ったより子供っぽいと思うとき。はたまた、相手が子供っぽいのではなくて、自分の人間性が要因で、相手の人格やパ...
  • 「人を批判する」ということは心理的に大変気持ちのいいことです。 人を裁いたり、批判することによって、まるで自分が正義の味方になったような気持ちがします。 一方、相手は怒り、傷つき、悩みそして力を失っていきます。批判のエネルギーはその人の生きる力を弱らせ、確実にダメージを与え...