嫉妬する相手の不幸さえ願う…嫉妬の解消方法

2016年7月29日金曜日 嫉妬

人に嫉妬心はつき物です。

嫉妬とは、自分という存在が不安定に感じれば感じるほど強くなります。

不安定な自分は絶えず回りの人と比較しながら自分の点数を付け、一喜一憂します。 そして嫉妬心がわく相手は、自分よりもずっと高かったり低い相手にはわきません。なぜなら最初から嫉妬の比較対象にならないからです。

嫉妬心は、比較の対象となる自分と大体同じレベルにある人から感じるようになります。 自分よりちょっと低いと思われる人、自分よりちょっと高いと思われる人が嫉妬の対象となります。 その対象になりうるレベルの人がなにか成功し、自分よりも上に行ってしまった時に嫉妬の気持ちが発生します。

その人に対して良い気持ちがしなくなります。 この嫉妬の気持ち自体は別に悪くはないのですが、この感情をどのように処理するかが問われるところなのかもしれません。多くの人が自分より上に行ってしまった人が引き下がること願い、その人の不幸を願うようになります。



そして嫉妬心はその人に対する悪口・陰口・いやがらせへと発展します。そしてもしその人が失敗したならば自然に笑みさえこぼれてきます。 笑みはこぼれないものの、人の不幸な出来事に安堵感を感じるようなことはないでしょうか。

その嫉妬心を解消する別の方法があります。それは自分を向上させるという方法です。相手がうらやましいというのはしかたがないのですが、自分も頑張ってみようと努力をするということです。 そしてどうして成功したのかをその成功した人から謙虚に聞き、その成功を受け入れ、学びながらやってみるわけです。

嫉妬心を抱いたとき、自分を押し出してその人からなにかの運勢をもらい成功しようとするか、逆に反発してその人から離れて悪の主人公のごとく、その人の不幸を願うか・・・・

これは天性のものがない限り、ほとんどの人は瞬間的な小さな悪の主人公になる可能性が高いのではないでしょうか。よく自分の心の動きを見つめ見ないと、不幸の結果をみて自然と笑みがこぼれる醜い私になっているかもしれません。それは人の心の持つ自然な働きなのかもしれませんし、心ではもうどうしようもないかもしれませんが、感じるものを戒めるというような作業をしておかないといけないのでは、と思うのです。 悪の所業を見て、それを裁く。それは簡単ですが、その悪の所業と私の心の中に芽生えた不幸を願ったり安堵感を持った私とその方向は実に似ているところはないでしょうか。そしてそれが日常生活の中で、我知らず言動の中に染み出てくるのにそれに気がつかないでいることが実に多いのかもしれません。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A


書いてる人

現代人の恋愛事情に根ざしているものは、国と時代を超えて語り継がれてきた古典的な恋愛論だと思います。
学生時代は心理学を含めて学術的に恋愛を分析する機会が多かったと思います。こんな私も結婚して既婚者となりました。結婚する前にすべき思考が暗礁に乗り上げるように恋愛論、結婚論について書き進めています。純でガチガチの恋愛ブログです。

アクセスの多いページ

    スポンサーリンク
  • 彼女が子供っぽいと感じたことありませんか? あるいは… 彼氏が子供っぽいと思ったことあります? 結婚してからもしかり。一緒に生活し始めてから配偶者である旦那や嫁が、思ったより子供っぽいと思うとき。はたまた、相手が子供っぽいのではなくて、自分の人間性が要因で、相手の人格やパ...
  • 相性がいい人は恋愛も結婚も仕事も友人関係も、そのほとんどについて自分にとって利益となる人間です。 そのため、相性が良くないと知った上で恋愛したり結婚したりする人はいないはずです。 また、相性がいい人は事前に判別できないため、いいと思っていた相性が結婚してから悪いと判明して関...
  • 女が男に求めるのは〝やさしさ〟なんでしょうか? 今回は、女が男に求めるのは「優しさ」であるという仮説を立てて客観論を飛ばしてみたいと思います。 まず某婚活サイトによるアンケートによると、結婚したい男の一位は〝優しさ〟であるようです。ただしこれは、年収や年齢、職業などの属性的な...
  • 特に最近では、脳の機能と分泌液についての研究が進み、恋愛と脳内物質の因果関係が解明されてきました。 恋愛状態になるとPEA(フェニルエチルアミン)とドーパミンという刺激的な快楽物質が分泌されます。 しかしそのような状態を続けると脳自体がもたなくなるので、その物質を出さな...
  • 自分の人生を考えていくと次にどうしても人と人との依存関係である「共依存」というものについて考えてしまいます。「依存症」は「嗜癖」とも言われ、それは「物質嗜癖」(薬物・食物などの物質に関する)、「過程嗜癖」(ギャンブル・買い物などの行為に関する)そして「人間関係嗜癖」があるそうです...