女との会話の一致についてつらつらと考える

2016年7月10日日曜日 一致 会話

女が求める「一致」について…
女は会話の性格に「親密性」「一致性」がベースになる事が多く、そのために自分より年齢が上だとか下だとかそのようなことは男よりも比較的意識しないようです。それはそれを強く意識すると「親密性」「一致性」を得るのが難しくなる可能性があるからではないでしょうか。

私の相方もよく会話の中に一致を求める発言をします。

それは 「今日はいい天気だね」から始まり、「あのお花きれいだね」「このラーメンおいしいね」「あの人ちょっとおもしろいね」「あの服いいよね」・・・「いいや」と言わせない一致を求める発言のなんと多いことでしょうか・・・(笑)

しかし、その「一致」をどれだけ数多く見るかによって心は安定していきます。見知らぬ人への会話もまず「一致」から始まり、「一致」を求めて満足するまで長々と話が続きます。

また「一致」した状態であると感じているならばその余韻に浸るために「沈黙」も有効かもしれません。更にその状態からより親密な相手との関係を結ぶために「秘密の共有」ということも使われるようです。

つまり、「一致」するということは女にとって生命線であり、それと全く別の「沈黙」はどれだけ大変であるかということになります。(男が相手の女をわざと苦しめるために「沈黙」を使うということもあるでしょう)このことについて男はよく気をつける必要があると思います。やはり一般的に話がうまい男は人気があり、口下手の男はその点では大変マイナスポイントであることは間違いないでしょう。

で、先のこれらの相方の「一致」を求める発言にどれだけ私が返事していることでしょうか?「うん」「うん」「すごいね」・・・・でもそれはどれもおそらく「どうでもいい」ということの部類に入り、生返事になっているかもしれません(汗)。 もし仮に「そんなのどうでもいいよ」なんて言ってしまえば相手は「へっ?」となり悲しく思うことでしょう。また男は「一致」が続くと主導権を握られた思いが強くなり、反発心が生じることもあるかもしれませんね。

そしてストレスが溜まっているときほど、「一致」を願う会話を女は必要とします。このときに男はそれを受け止める心の広さ、ゆとりを持っているでしょうか。「思いやり」を持たずにその会話に対して、具体的解決方法をすぐに切り出して相手の女の気持ちを受け止めないで、直接的解決に走る傾向があり、そこでまた心の隙間を作ってしまいやすいです。

女の会話もある年齢に入ってくる?とそうなるのか、不思議な会話が存在します。 それは会話が双方向でかみ合うということがなく、一方向でしかない会話をするということです。
一度私の母親達の会話を聞いてびっくりした事があります。

一人が何かを言ったことに対してそれを受けて相手が的確にそれを返すというのが双方向的会話、つまり普通の会話ということになります。 ところがその何かを言ったことを受け流して別の話題を始めるというのが一方向的会話?ということになります。そして女にはそちらの面の会話方法もあるということです。例をあげると、

A子:「今日はいい天気ね。」

B美:「うん、○○公園の桜がきれいだろうね」

A:「洗濯物が一杯干せそうだわ」

B:「子供を連れて行こうかしら」


最初の二行は、なんとかBが「うん」ということによってAを受けているので双方向になっていますが、つぎの二つの発言は自分の思っていることをただ口に出しただけであり、会話のつながりがなくなっています。これが一方向的会話ということになります。

とくによくわからないのが3行目。2行目の発言を全く受けておらず、自分の思っていることを単に発しただけになっています。そして4行目もお返しとばかりに3行目を受けないで、自分の思っていることを発しています。 ときには「それはいいんだけどさー」とか「話変わるけど・・・」と言って相手の話を受け止めないで強引に話題を変えようとすることさえあります。

そしてこの手の脈絡のない会話が続き、あるとき突然、ユニゾンで「うんうん」と一致するのにはびっくり!なんだ相手の言っていることちゃんと聞いてるじゃないか!(笑)

非常に摩訶不思議な世界ですね。おそらくこれで会話が成り立っているというのは女の中でこの手の会話は了承済みのなんらかのルールができているんでしょうね。 この手の会話は井戸端会議といわれる複数の女による会話では特有で、とにかく思っていることを口に出すということが、その会話の目的になっているように感じます。

また、女の中には一対一でもこの手の一方向的な会話をする人もいます。この場合は受けるほうは全く自分の言葉を受け止めてもらえず、不快感が残るかあるいは不思議な世界に入ったという感動を受けることでしょう(笑)。 私も相方からを通してよくこの摩訶不思議の世界を垣間見る事が出来ます(汗)

女はストレスを受けるとそれを発散させるためにどちらかというと男が沈黙するのに対し、話すという行為で行おうとする傾向があるので、たぶん、暗黙の了解でこの手の会話をするんでしょうね。

だれかこの世界の意味を解説してください(笑)
スポンサーリンク
スポンサーリンク

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A


書いてる人

現代人の恋愛事情に根ざしているものは、国と時代を超えて語り継がれてきた古典的な恋愛論だと思います。
学生時代は心理学を含めて学術的に恋愛を分析する機会が多かったと思います。こんな私も結婚して既婚者となりました。結婚する前にすべき思考が暗礁に乗り上げるように恋愛論、結婚論について書き進めています。純でガチガチの恋愛ブログです。

アクセスの多いページ

    スポンサーリンク
  • 彼女が子供っぽいと感じたことありませんか? あるいは… 彼氏が子供っぽいと思ったことあります? 結婚してからもしかり。一緒に生活し始めてから配偶者である旦那や嫁が、思ったより子供っぽいと思うとき。はたまた、相手が子供っぽいのではなくて、自分の人間性が要因で、相手の人格やパ...
  • 相性がいい人は恋愛も結婚も仕事も友人関係も、そのほとんどについて自分にとって利益となる人間です。 そのため、相性が良くないと知った上で恋愛したり結婚したりする人はいないはずです。 また、相性がいい人は事前に判別できないため、いいと思っていた相性が結婚してから悪いと判明して関...
  • 女が男に求めるのは〝やさしさ〟なんでしょうか? 今回は、女が男に求めるのは「優しさ」であるという仮説を立てて客観論を飛ばしてみたいと思います。 まず某婚活サイトによるアンケートによると、結婚したい男の一位は〝優しさ〟であるようです。ただしこれは、年収や年齢、職業などの属性的な...
  • 特に最近では、脳の機能と分泌液についての研究が進み、恋愛と脳内物質の因果関係が解明されてきました。 恋愛状態になるとPEA(フェニルエチルアミン)とドーパミンという刺激的な快楽物質が分泌されます。 しかしそのような状態を続けると脳自体がもたなくなるので、その物質を出さな...
  • 自分の人生を考えていくと次にどうしても人と人との依存関係である「共依存」というものについて考えてしまいます。「依存症」は「嗜癖」とも言われ、それは「物質嗜癖」(薬物・食物などの物質に関する)、「過程嗜癖」(ギャンブル・買い物などの行為に関する)そして「人間関係嗜癖」があるそうです...