その出会いが人生を決めてしまうなんて恐ろしい話

2016年6月28日火曜日 結婚 出会い 人生 恋愛

相手を「選ぶ」ということ、これはホント恐ろしいことです。自分の将来あるいは一生を決める重大な選択です。服や化粧品を選ぶこととは異なり、生きた人格を持った相手を選ぶということになります。日ごろから迷いやすい人が果たしてその重大な選択をすることのできる自信があるのでしょうか? もしその選択を自分で行おうとするならばどれだけ人間のことを理解しなければならないのでしょうか?それだけの努力を毎日積み重ねているのでしょうか? 実際の所は自分の感じるままに漠然としている事が多いのではないでしょうか。

「尊敬する人からの紹介による出会い」→「恋愛」→「結婚」
もし自分に自信がないならば、自分よりも素晴らしい人・尊敬する人に紹介してもらうというのは合理的な話です。自分の人生を預けてしまうという格好になりますが、最終的には自分で判断すればよいのです。

そしてその紹介を通しての相手はすでになんらかの意味合いを持っており、「奪う」という恋愛とは別の形になります。そこから「無条件の愛」をベースとした「エロス」を積み上げる「恋愛」期間を経て「結婚」に結びつくという形になります。この「恋愛」という期間は時間がかかりますが、「恋は盲目」状態ではないので冷静に相手を見ることができ、お互いの出会いの意義や意味を発見することもできるでしょう。あるいはその結果としては「結婚」には入れないという結論もつけることができます。

すでに尊敬する人からの紹介ということですから途中で二人の間に「相手にとって相応しい自分か?」という不安は少なくなり、「与える愛」を二人の間に優先させることができます。

この考え方は今の風潮からは少しはずれており問題があるかもしれません。尊敬する人という存在も最近ではなかなか近くにはいなくなってしまいました。それゆえ、このような環境が身の回りにないかもしれません。

ところが意外とこの手のことを手がけている人(つまり出会いを斡旋している人)はいて、私はよく仕事の関係で色んな階層の人との出会いがあるのですが、年配の方から「あなた結婚しているの?」とよく聞かれます(笑)。

「『運命の出会い』を信じ・実感する人同士による出会い」→「恋愛」→「結婚」の見方について考えます。まず、はっきりしているのは略奪愛の実行結果は理論的に見てあまりいい結果に結びつかないということです。ですから略奪愛は極力避け、「与える愛」を実践しながら自然の中での出会いを待つということになります。

略奪愛を極力避け、「出会い」自体に何らかの意味を持たせることによって、「相手にとって相応しい私?」という迷いを回避させる方法です。一つの例として目の前の相手は出会うべくして出会った相手である、という考え方です。

この場合、人との出会いにはなんらかの意味がある、という見方からくる運命論が用いられます。

一番知られているのは「赤い糸で結ばれている相手」という古典的な見方がありますよね。

まず、出会う相手は自分の今置かれている状況によって、最初から複数準備されており、今の自分の状態によって引き合う相手が現れるということ。(自分の心が「寂しい私」の状態はいい相手との出会いは少なく改善の余地があります。)

自分の状態とは「与える愛」をどれだけ実践する「私」になっているかということになると思われます。それは例え一般的に外から魅力的に見えなかったとしても、本質的な世界がわかる人はその実践する人を理解し惹かれます。

出会った相手は、自分にとって出会うべくして出会った相手であり、運命的(例えば神様が出会わしたとか、宇宙の法則により引き合っていたなど)であると言うことです。それゆえに「相手にとって相応しい私か?」と考えて自分を引くように考える必要は全くないということになります。

そして仮に誰か同じ人が好きになった三角関係の場合においても、略奪愛を実践しなくても出会うべくして出会った相手は必ず自分を選ぶはずです。

問題は自分が自覚していても相手が自覚しているかどうかということになります。 また、双方の努力不足によってこの関係を維持することができないということも起こります。そして相手が複数いるということから、その関係を絶対的なものにするにはもう少し双方の信念・思想の観点を絶対的なものに深める必要があり、それはこのブログで取り上げる範囲を超えてしまうことになります。(いつか取り上げるかもしれません)

また、この解決方法ではこの世の中に存在する困った人たち(ストーカーなど)には十分気をつける必要があります。

ここでとりあげたことは全くの机上での話しであり、可能性として考えられることにしかすぎません。しかし中にはお互いが出会うべくしてであったというような出会いの話もあり、まさに出会いとは百人百様のドラマだとも言えます。
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書いてる人

現代人の恋愛事情に根ざしているものは、国と時代を超えて語り継がれてきた古典的な恋愛論だと思います。
学生時代は心理学を含めて学術的に恋愛を分析する機会が多かったと思います。こんな私も結婚して既婚者となりました。結婚する前にすべき思考が暗礁に乗り上げるように恋愛論、結婚論について書き進めています。純でガチガチの恋愛ブログです。

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