子育てから父親を遠ざけてしまう母親

2016年5月26日木曜日 子育て 父親 母親

子育てというものに実際に触れていろいろと考えるのですが、父親と母親の、子供に与える愛の質の違いから来る役割について考えてみます。

そしてそれから問題点なども考えられるかもしれません。
子供がある年齢に達してくると、子供に善悪などの価値観を教える必要性が生じるようになりますが、それは今まで与えてきた母親中心の無条件の愛とは少し異なり、子供に要求をする傾向が強い愛となってきます。 子供はわからないながらも少しずつ親の言っていることを理解しようとします。

そしてそこで子供を少しずつ他人や社会に目を向けさせていくのが元々は父親の役目ではなかったかと思います。

ところが母親の愛がスキンシップの具体的でわかりやすいものに対し、父親が家庭のなかで示す姿は時には強く、要求的で、間接的で、子供にとって見ればわかりにくいものとなります。

ここで父と母がよくお互いを支えあっていることは大切なことですよね。そして家庭によっては役割が代わる場合がありますので一概には言えませんが母親の子育てに対する一般的役割は大変大きいものと思います。それを考えて見ると・・・・

まず母親は子供にとってわかりにくい父親の姿からくる子供の不満を受け止めること、そして父親のわかりにくい愛情表現をうまく解釈してあげることが大切なのではないでしょうか。

そしてそれを可能にするために、その前提として父親と母親がいつも仲良くしていることが上げられると思います。

そして禁句は「あんなお父さんになっちゃだめよ」という言葉でしょうね。 

これを言ってしまうと子供が父親につながる道を閉ざしてしまうことになり、それは父親から本来学ぶ価値観や社会性を学ぶのを難しくしてしまいかねないということになります。

子供と父親を切り離すと子供がその社会の中での人間関係で直面する問題に対して強く立ち向かうことができず内にこもってしまう傾向が現れてしまうのでは?と私は考えてしまいます。

本来は父親が外に出て社会と立ち向かう姿を見て子供も自立性と社会性を学んでいきます。

ところが日ごろから仲が悪い夫婦になると父親の振る舞いに対して不満をもつ子供に対してそれを受け止めるかと思いきや「あんなになっちゃだめよ」と同調して父親を子供から遠ざけてしまうことをやってしまいます。

そうすると子供は父親に対して不平と不満しかもちません。それを通して社会に対しての反抗的な姿勢を自然と持ったり逃避的になったりするようになります。 実際私もその洗礼を受けてきたから感じることです。

もちろん「あんなお父さん」にならないように父親の努力が必要なのですが、当初からお互いを心の底で理解し信じあう世界を作っておかねばならなくなるでしょうね。

これらはちょっとした「気づき」でも多少の解決はできると思いますが・・・・

また父親は父親として子供につたえる何を持っているんでしょうか? ただの「やさしさ」だけでは母親が2人家庭にいるのと同じことになってしまうのでは?

現代社会は「父性不在の時代」と言われます。こんな時代に頑固親父は全くの時代遅れともいえますがたとえ厳しい父親がいたとしても、妻が夫を敬う気持ちがあればマイナスをカバーできると思いますね。
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書いてる人

現代人の恋愛事情に根ざしているものは、国と時代を超えて語り継がれてきた古典的な恋愛論だと思います。
学生時代は心理学を含めて学術的に恋愛を分析する機会が多かったと思います。こんな私も結婚して既婚者となりました。結婚する前にすべき思考が暗礁に乗り上げるように恋愛論、結婚論について書き進めています。純でガチガチの恋愛ブログです。

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